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2019.01.18
質問「水がきれいにならないのは何故?」-2

バイオスポンジ

前回に続いて「水がきれいにならない。」の質問について説明していきます。

自然界の河川には、ろ過槽と言うものはありません。
しかし河川の土や石、岩などにバイオフィルムが付着してバクテリアは存在しています。
ですから河川はきれいに維持されています。

それも魚の生息密度が薄いから成り立っている事です。
詳しくは調べていませんが水量10トンに10cmの魚が1匹程度では?
大きな川で中々魚を見つけることは出来ませんよね?

それに引き替え池の水10トンに皆さんは何匹錦鯉を飼育されているのでしょう?
自然界に比べれば超過密飼育のはずです。
特に小型の池ほど数多くの飼育数になっているように思います。

このように数多くの飼育されている錦鯉から多くの有機物が発生してきます。
この有機物を迅速に分解して無機物にしていくためには「バクテリア」が必要です。
それも数多くのバクテリアが必要です。

そしてバクテリアの生息してくれる場所も必要です。
(通常バイオスポンジは、1トンに1~2袋としておりますが、小型の池においてはバクテリアの棲家として
多ければ多いほど水が浄化されます)
ある人から「ゴミはたくさん取れるが全てヘドロになる。」と言われたことがあります。
ヘドロとは有機物の腐敗した物でまだ無機物になっていない物です。
バクテリアが少ないので有機物を分解出来ずに腐敗して溜まっていくのです。

ヘドロは、病原菌の棲家でpHも確実に落ちていきます。
pHが落ちれば粘膜が溶けて剥がれていきヘドロで涌いた病原菌が錦鯉の体内に入り易い状態になります。

錦鯉の粘膜は、人間の皮膚と同じだと考えてください。
皮膚が傷つくと雑菌に侵されやすいですよね!

ついでに説明しますと殺菌灯で植物プランクトンを殺すという方法を取られる方がおられますが、
決して悪い事ではありませんが、「何故緑色になったのか?」という本質を考えてみてください。
生物ろ過を改善、追加するだけでかなり良い結果が出ます。

コケ取り剤を使用される方もおられますが、これも多くは銅などの物質が配合されていて
頻度に使用すると錦鯉のエラなどに影響が出て来るかもしれません。
使用時は説明書よく読んで使用法を厳守してください。

私でしたら使用せずにろ過材の見直しや飼育数量、日陰を作る、バクテリアを多目に使用するなど
他の方法を取ります。
錦鯉に影響が出て来るものは使用したくありません。

English Summary
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