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- 2021.02.26
- 奥深い水の世界-6
ここから魚類を飼育するうえで一番重要な「ろ過」について説明していきます。
「ろ過」という言葉を聞いて皆さんはどう思いますか?
汚いものをこしとるとか大きなゴミ(目に見えるもの)を取るように考えられる方がほとんどだと思います。
確かに「人間の目で見える大きなゴミを取る」これは正解ですね。
問題は「人間の目に見えないものを取る」これが意外と多くの人が理解出来ない「生物ろ過」なのです。
生物ろ過をうまくコントロール出来なければ魚類は確実に病気になりますし色つやも落ち、成長も鈍ります。
みなさんろ過=生物ろ過と覚えてください。
とても重要な事です。
それではろ過について基本から説明していきます。
ろ過とは水をきれいにするものです。
ろ過には大きく分けて下記の3つがあります。
1.物理的ろ過・・・魚の糞・餌・藻類・藻類の死骸等を錦鯉の場合ですと
フィルターマット(多くが緑色の樹脂を接着剤で固めたろ過材)等
で取ること(引っ掛ける)
2.化学的ろ過・・・活性炭等で臭い・色(主に黄ばんだ色)を取ること。
3.生物的ろ過・・・バクテリアの働きを利用してアンモニアなどの有害物質を分解する
ろ過のこと。
一番重要な部分であるが、初心者には分かりにくい部分ですね!
ここでもう少し詳しく説明します。
1.物理的ろ過
目の粗いものと目の細いものを利用されてる方が多いと思います。
ブラシなどを使用されてる方もおられると思います。
物理ろ過を重視してフィルターマットなどを多くしても目の細かい汚れは
取れませんのでろ過槽全体の1/3位あれば十分です。
多くしてもあまりメリットはありません。
残り2/3は「高性能生物ろ過材」を設置すれば大丈夫です。
もちろんこれは生物ろ過のために設置します。