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2020.03.13
微量元素で探る 海と湖の化学-8

2017-5-12 (3)

4.風向き・風速
強風による水の攪拌は塩分成層を崩して湖底の酸欠を解消する。
また底泥を巻き上げ栄養塩を表層に供給する。
よく言われるのが台風の風により日本近海の高温な海水が混ぜられて水温が下がると言われています。

ですから野池環境においても風通しの良い方が、水面地殻の酸素が攪拌されて底層に住み着くバクテリアの
繁殖を促します。
好気性バクテリアは、酸素を好みます。
ですからろ過槽には必ずエアーレーションを入れてください。

5.日照
93年夏は多雨で栄養塩の流入は多かったが、日照が少なかったため植物プランクンは大量繁殖できなかった。
翌94年夏は渇水で日照量大であったが、渇水で流入負荷が少なくやはり植物プランクンは少なかった。
両年とも夏の湖水は比較的にきれいだった。

植物プランクンは光合成するために光と二酸化炭素は必要です。
光合成をしっかり行える池では酸素濃度も高くなります。
ただし落ち葉や田畑の肥料分が多いとバクテリアが活発な活動をするために酸素濃度が逆に落ちる場合もあります。

地球という大自然の中で日々暮らしている我々ですが、目の見えないところで様々な現象が起きています。
ある時は目の前で行われているかもしれません。
しかし知識が無ければ経験が無ければ知る由もありません。
錦鯉飼育も同じ事です。

少し意地悪な言い方ですが、Facebookなどで得意満面な顔で自分の池を紹介している写真を見ることが多くあります。
しかし水面には「白い泡」がたっぷり浮かんでいます。
明らかに生物ろ過が出来ていない状態です。

多分ろ過槽の中はヘドロが溜まりpHも低下して病気になる水質なのです。
私も含めて錦鯉業界全体で飼育と言う概念を啓発していかなければなりません。

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