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2019.06.07
水は生きている-1

Mineral plus

新聞で3月22日は「世界水の日」という記事が目に飛び込んできました。
「1992年ブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミットのアジェンダ21で提案された記念日である」という事が書かれていました。

また「世界では40億人もの人々が水不足に苦しむ地域に住んでいる。
さらに70億を突破した世界人口は、2050年には90億に達するとみられ、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は
2030年に世界人口の47%が水不足になる」との懸念を表明している。」
日本人は世界の国に比べて安全で安心な水を簡単に得ることが出来ますが世界の半分の地域においては水不足に悩んでいるそうです。

水があるところに人は集まり住居を構え田畑を作ってきました。
古代ローマにおいてもローマ人はもの凄く多くの数の水道を建設し遠方の水源から水を市や町に運び公共の浴場、トイレ、泉、個人の家に給水していました。
水があるから人が集まり経済活動が盛んになり国も栄えていきました。

世界人口が増えると同時に使用する水の量も増え、汚染も進み、私たちが使用できる水の量は減り続けています。
そして水は社会の血液と言われるように貧困、食料、衛生、環境、教育等など様々な問題と関係があります。

さてそれでは今回のテーマの「水は生きている」に関して説明していきます。
水は地球上を循環しています。
海水の蒸発⇒雲⇒雨⇒川⇒海
ざっとこんな感じで水は循環しています。

我々と関係している地下水は、地上に落ちた後に土壌の隙間を満たしながら更に地下へと進んでいきます。
地表表面に生息しているバクテリアにより落ち葉や昆虫の死骸である有機物を分解した窒素、リン、カルシウムなどの
ミネラルを取り込みながら更に地下へと進んでいきます。
また土、石、岩石などに含まれているミネラルも取りこみながら地下へと進みます。
このように水はあらゆるものを飲み込みながらまた変化しています。
まるで「生きているかの如く」
ちなみに水の水平方向の移動距離は一日約1メートルと言われています。

このようにして地下水は形成されていきます。
そして多くの地下水のpH値は二酸化炭素を多く含んでいますので酸性を示しています。
新潟のある生産者の地下水を計測したところpH値は5.0でした。
こんな酸性のきつい水では錦鯉の粘膜が剥がされると思われますが、炭酸塩硬度(KH)も高めですしエアーレーションをすれば二酸化炭素が飛ばされてpH値は上昇します。
安全レベルかどうかは、各地下水により違いがありますので計測は必要です。

何を持って安全レベルと言うのか数値が業界では示されていないように思います。
熱帯魚であれば「アマゾン川のAの支流においてはpH6.5~6.8」のように書物によって記されています。
Aの支流で採集された熱帯魚を水槽飼育する際にこのpH値内にコントロールすれば素晴らしい輝きを示してくれます。
一概にpHだけの問題ではありませんが、例としてpHのみ説明しておきます。
また窒素ガスの多い地下水もあります。
窒素ガスの多い地下水をバケツに入れるとまるで炭酸飲料のように水の中から泡が次々と出てきます。
まるで「サイダー」のごとくに!
窒素ガスの多い理由は、地下水の中で酸素が消費されて「脱窒」と言う現象が起きているからです。
この点はいつかまた説明していきます。

English Summary
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