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2019.09.27
水質と粘膜について-2

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前回に引き続き「水質と粘膜の関係」について説明していきます。

錦鯉も水に溶け込んでいるイオンを粘膜を通じて体内に吸収しています。
特に稚魚の時はとても効率よく吸収しています。
生まれたて初期の時期には、体の各器官において「ミネラルイオン」は今後の体を形成すための基礎時期
ですから不足があっては成長に大いに影響するからだと私は思います。

人間の皮膚の表面は、角質という細胞により病原菌などの浸入を防いでくれています。
もしすりむいてこの角質がはがれると血が出てきますよね!

鯉にとっては、この角質が粘膜に当たります。
もし粘膜がはがれたら病原菌の浸入はたやすくなります。
ちなみにエラは、粘膜など無く本当に無防備な箇所です。
絶えず病原菌と戦っています。
薬品を使用する際には、気をつけてください。

ここでおさらいですが「粘膜の役目」について書いておきます。
粘膜の役目は、浸透圧調整や水の抵抗を抑えて泳ぎやすく働きもありますが、それ以外に次のような重要な働きがあります。
1.粘膜に付いた病原菌を固めるレクチン
2.粘膜に付いた病原菌を溶かして流すリゾチーム
正常な粘液細胞が機能していれば上記の事をしてくれます。

最適な環境でなければ粘液細胞の働きが悪くなり機能しません。
そして良くない粘液は、水っぽくて量が少ない。
これが鯉の艶に影響しているものと思われます。

「ワックスを掛けた車」と「ワックス掛けをしていない車」
どちらがきれいに見えるか分かりますよね!
まずは最適な環境のことを考えることから始めましょう!

English Summary
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