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2019.10.04
水質と粘膜について-3

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前回に引き続いて説明していきます。

環境が良ければ良質な粘液を出します。
例えば水質が悪いと鯉も体力を消耗して粘液細胞から出る粘液量が減少して粘液の分布のむらが出来ます。
そうすると病原菌がたやすく浸入しやすくなります。

またミネラル成分が少ないと肌がガサガサになります。
カキガラなどをろ過槽に入れると水は硬水になり肌がガサガサになります。
pHが酸性化してしまうのでカキガラを使用する人が多いですけどそもそも生物ろ過が無いろ過システムではpHが下がるのは当たり前です。
だからといってカキガラを使用して硬水にして肌をぼろぼろにすれば病原菌が体内に侵入して病気になるのは当たり前です。

この点はカキガラ製品を販売しているメーカーも不勉強だと思います。
錦鯉に良くないものを販売して飼育者を減少させているし日本のマーケット縮小の要因の一つかもしれません。
カキガラ製品を販売していくなら「硬度、硬水」に関する説明文章を加えてください。
私は販売禁止して欲しいとか思っているのでは無くて水質の状況を見て使用量を調節して欲しいからです。

ホットコーヒーで例えれば砂糖を入れる量は個人個人で違いますよね?
甘いのが好きだから砂糖をスプーン10杯入れとけば良いとか思いませんよね!
味噌汁でも各家庭により「味噌」の量は違いますよね?
余りにも濃いと飲めませんよね!
でもこれらについては自分自身が味わうことで量の調整は出来ます。
理解も出来ます。

それでは何故「硬水対策」のために水質チェックをしないのか理解出来ません。
「肌がガサガサで艶が出ない」と言う人は、カキガラを使用しているかしていないか位は分かるでしょう。
次に硬度を測れば硬水かどうかは簡単に出来るはずです。
大事に育てる気持ちがあればほんの少しのことで病気は防げるし艶も出てくるかもしれません。

子供さんがぐったりしていれば必ず大人は子供の額に手を当てて熱があるかどうか確認しますよね?
錦鯉も同じようなことが言えます。

ついでに説明を加えるならストレスの程度により粘液量は違います。
ストレスにより粘液細胞が、粘液を常に出している。
確かに人間と一緒で新陳代謝により粘液は少しづつ新しいもに変えるために出していますが、水質悪化などにより通常より多めに粘液を出しています。
まさしく生体防御反応です。
これは当然錦鯉の健康に影響が出てきますし体力も低下して免疫力も落ちてきます。

English Summary
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