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- 2024.05.10
- 海洋深層水とマイクロミネラルについてー6
ハワイ島コナ沖には海洋深層水が湧昇（海底から海面に湧き上がる事）する場所です。
海洋には、地球の深部にあるマグマの活動やホットスポットによって出来た海底火山が無数にあり一部は頂上が海面に顔を出すほど高いものもあります。
海の中に「富士山」がポツンとあるようなイメージで考えてください。
海上に突き出た部分は島となりこれを海洋島（かいようとう）と呼ばれています。
ハワイ諸島がまさしくこのような場所です。
本来表層水と深層水の海水は、水塊の温度や塩分濃度など物理的・化学的な性質によりお互いに混ざり合うことがありません。
また表層水と深層水にはそれぞれ独立した海流が存在し、両者が接続するのは地球上のほんの一部の限られた地域のみです。
しかしある特定の条件を満たした場所では深層から表層へ一時的あるいは長期的に海水が湧き上がるような流れが発生することがあり
これを湧昇と呼ばれています。
野池でも表層と池の底の水は、混じりにくい時期があります。
秋口に「水がわり」という現象が起きるのはこの湧昇と同じようなことです。
太陽光線、気温、水温、藻類により起こります。
「水がわり」に関しては以前にも詳しく説明たので割愛します。
「水がわり」を防ぐには池の底の水を水面に向けて非常に弱いポンプで良いので水流を付けるのが良いと思います。
海洋深層水は生物が生きるために不可欠なミネラル分を陸上における水よりも多種類含んでいます。
マイクロミネラルの開発理念と同じです。
また海洋深層水は、陸の水（地下水、湖、河川など）に比べて有害化学物質に汚染されていません。
陸の水は、工場排水、農薬、牧畜などで使用されているホルモン剤などが含まれており時折メディアで報道されています。
錦鯉で使用されている地下水がある井戸の周辺には窒素、リン酸などが多く含まれている場合があります。
このような地下水を使用すると藻類の発生が起きやすくなります。
餌の食べ残しにもこの窒素、リン酸が多くありますので餌の食べ残しが無いように調整してください。
