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2017.07.18
稚魚池について-1

2017-2 (3)

鯉の口の形を見れば一目瞭然ですが、コイ(特に稚魚)はバクテリアを食べています。
食べるという表現が少しおかしいですね!
稚魚池や野池においては泥の中の生き物を探して捕食していますが、この際にバクテリアも体内に入っているのです。
何しろ錦鯉は雑食ですから!
(厳密に言えば底砂や石に付着する有機物、微生物や環形動物など、枯れ葉なども食べます。
枯れ葉などには微生物や小さな水生昆虫などが付着している・・・重要なタンパク源)

その理由は、バクテリアはコイにとってとても良質なたんぱく質であり、ビタミン、有機ミネラルを含んでいるからです。
また稚魚、親魚などは、カルシウムを含んでいるバクテリア、動物性プランクトンを捕食する事により
成長を促します。
池のフチ、河川の石、岩などヌルヌルした箇所を魚が突付いていることを良く見ますがこれなどはヌルヌル(バイオフィルム)の中に住み着いている良質なタンパク質であるバクテリアや藻類などを捕食しているのです。

【有機ミネラル】
ミネラルには、無機ミネラルと有機ミネラルがあります。
植物は土壌や水中に溶け込んだ無機ミネラルを根から取り込み、そして光合成が行われます。
このときに有機ミネラルに変換されます。

有機ミネラルは、無機ミネラルに比べて体内への吸収率が高い。
有機ミネラルが人体・動植物にとって理想的な働きをするのに対し、無機ミネラルは
人間の身体にとって理想的なものではないとされています。

人間が、塩をなめても栄養にはならない(体の浸透圧調整には利用出来る)
例えばカルシウムを例に取るといくら石灰石を食べても駄目であるが魚の骨、
小魚など食べると体にカルシウムが吸収されます。
ちなみに小魚を燃やせば骨まで燃えます。
これは小魚が明らかに有機ミネラルだということです。

もう少し身近なサンプル例です。
ビタミンB2を含む天然食品を食べても尿の色に変化がありません。
合成ビタミンB2剤を飲んだら尿の色は、黄色でビタミンのにおいがします。
これは、有機であるみかんに含まれているビタミンが体に吸収されやすいからです。
一方ビタミン剤(合成ビタミン)は、吸収率が悪く体外へ排出される量が比較的多いといえます。

【無機肥料】
アンモニウムの化合物(硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウムなど)である。
水に溶けるとそれぞれ硝酸イオン+アンモニウム、リン酸イオン+アンモニウムになります。
水に溶けた際にもしPHが、アルカリ性であればとても有害なアンモニアとなりもし酸性であればアンモニウムに変化します。

多くの池においては、植物性プランクトンが湧いているので当然酸素を放出していますので
必然的にPHがアルカリ性に傾き有害なアンモニアになります。
Bacto Powerに含まれている硝化バクテリアを稚魚池に定期的に撒きましょう。
ただしその前に無機肥料を稚魚池に撒いて良いのでしょうか?

私の考えでは、有機肥料を非常に極わずか撒けば良いと思います。
もしくは肥料は一切撒かない方が得策だと思います。
それかワラの粉砕したものもみ殻などの有機物を巻いたほうが稚魚池の生態系をうまく作る秘訣のような気がします。

ただし3年前に新潟の生産業者の稚魚池にミネラルプラスを撒きましたらミジンコなどの動物プランクトンが非常に良く繁殖して稚魚が例年の30%アップになった実験結果もありました。

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