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- 2025.06.20
- 細胞について-3
体色について説明していきます。
錦鯉の色は色素細胞により作られています。
魚類の場合色を表す細胞として「黄色素胞、赤色素胞、虹色素胞、白色素胞、黒色素胞の5種類」が知らています。
白色素胞を持つ魚はメダカやメバルなど一部の魚に限られています。
これら色素胞の配列や組み合わせ、また色素胞内の色素顆粒の凝集・分散で魚の体色が表現されます。
特に魚の特徴である銀白色は虹色素胞により出ており、この虹色素胞にはグアニンという薄い結晶が板状に積重なり光を反射しています。
グアニンは太刀魚の銀白色が有名です。
ちなみに「マイクロミネラル」を使用するとこの銀白色が非常によく出てくると生産者から良く聞きます。
私が思うに「あのミネラル」が多いに寄与していると思います。
企業秘密なので「あのミネラル」について詳しく言えないことはお許しください。
魚類の体色変化はこの最下層の黒色素胞中のメラニン顆粒の移動により起こります。
色素胞に樹上突起の先端部まで移動する事で暗色に、また中心に凝集する事で明るい色になるのです。
この事は多くの飼育者も経験されていると思います。
我々生命体は光の中で生活しています。