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2017.07.12
錦鯉限界水質について-2

2017-2 (3)

前回に引き続き「錦鯉限界」について説明していきます。

「硬度」について
GH(総硬度)は、3~9°(度)位がベストではないかと思います。
15°以上になってくると粘膜が剥がれたりして来てやはり病原菌侵入が容易になるでしょう。
本来硬度が高い水いわゆる「硬水」とは20°以上の水を差す言葉で水に溶けているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの総数を表すドイツ硬度で呼ぶのが通常です。

アメリカにおいては17.8mg/l=ドイツ硬度1°と言います。
皆さんがpH低下を防ぐためにろ過槽にカキガラを入れられていますが、pHはキープ出来ますが硬度はかなり高くなります。
酸性の水という事は水素イオン(H+)が多いので当然カキガラを溶かします。
カキガラが溶けるという事はカルシウムイオンとマグネシウムイオンが水に混入します。

従って硬水の水、即ち硬度が上昇して粘膜を溶かします。
「カキガラはカルシウムイオンとマグネシウムイオンの塊」なのです。
pHはキープ出来ますと言いましたが入れる量にもよりますので硬度テスターで計測して下さい。

もし私であればカキガラは使用しません。
pH安定に優れた効果をみせるBacto Powerとバイオスポンジを使用します。
硬度テスターで計測する必要もないですし錦鯉が健康に生育してくれるからです。

次に「硝酸塩」について
私は50mg/l以下であれば良いと考えています。
硝酸塩濃度が増えるとpH低下につながります。
通常この数値を下げるには水換えが一番簡単な方法だと思いますが、Bacto Powerを使用すればこの硝酸塩を
窒素ガスに変えてくれますので数値の上昇をかなり抑えてくれると思います。

次に「導電率」について
導電率とは液体中での電気の流れやすさを示す指標です。
導電率とは液体中にどれくらいの物質が溶け込んでいるか(イオン化しているか)を示す指標と言えます。
導電率の低い水が汚染されると導電率が上昇することから導電率は雨水、河川水、湖水に対する汚染の指標にもなっています。
導電率=きれい度と考えてください。

良く映像で見る茶色に変色したアマゾン川の導電率が25マイクロジーメンス(μ/s)で広島の水道水が80μ/sとなっています。
あのアマゾン川の水の方が広島の水道水よりきれいなのです。
ヨーロッパの錦鯉販売業者は地下水の水質が悪いので逆浸透膜(別名:RO リバースオスモウシス)を使用して純水を作り
そのままでは池に使用できないので地下水をブレンドして使用しているそうです。

そしてすべてコンピュータ制御で100μ/sより数値が高くなればコンピュータが自動制御して排水、給水するシステムで
管理しているそうです。
ちなみに新潟の野池で計測した導電率は40μ/sでした。
アマゾンもこの野池も底部にある泥によりイオン交換されて水質が良くなったのでしょう。
この点において泥のある野池は紅白に向いているとか小石であれば墨系に適していると私は考えています。

その他の「アンモニア」「亜硝酸塩」については過去に数多く説明してきたので割愛いたします。
皆さん「錦鯉限界水質」を超え無い様に水質チェックをお願いします。

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