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2021.07.30
ドイツアクアリウム洋書で学んだ事-6

2017-1 (10)

「魚の品質」これこそがヨーロッパのブリーダーの武器だ。

品質を保つには水質管理が最低限の条件です。
その為には現地(アマゾン川や東南アジア)の水質を知らなければなりません。
また現地の水質をドイツ国内において「再現」しなければなりません。
それには「ソフト」が必要です。
毎日の水質データ、水温また光量なども考えなければならないしメモする
必要があります。
これらの日々の努力により良質な熱帯魚をブリーディング出来ていたのです。

参考までに「チョコレートグラミィー」と言うきれいな熱帯魚がいます。
当時日本の雑誌では「弱酸性の水」が最適とだけ書いてありましたが
ドイツの洋書には「pH6.0~6.7」に保つこと重要でその為にピートろ過をする
必要があると明記されていました。
さらに驚くことに「硬度は5~10°」が最適であると書いてありました。
当時の私の感覚では弱酸性の水=軟水と考えていましたが、これには驚愕しました。
※日本の水は軟水です。
軟水・・・・・・硬度10°以下
中間の水・・・10~20°
硬水・・・・・・・20°以上

ちなみに広島の水道水は0.5°以下ですので所謂超軟水なのです。
アフリカの一部の湖の魚以外は全て軟水と思っていた当時は非常に驚きを感じた
書物でした。
さて錦鯉の最適な水質とは?
真鯉に比べてよりきれいな水が最適かと私は思うのですが?
誰か教えてください!

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