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2015.12.18
ミネラルプラス-2

ミネラルプラス(300g&10Kg)

ミネラルが、日本人に与える影響について新聞・テレビ等で目にする機会が多く
なったような気がします。
元々日本の土壌は火山灰で出来ているし急勾配な地形であるために元々ミネラルの
少ない火山灰の土壌に 降った雨水は時間をかけずに海に流れてしまいます。
現在野菜といえば生野菜が主流ですが、昔は野菜を煮たり茹でたりしていましたから
多くの野菜を食べていました。
それと昔に比べて農薬や化学肥料を多量に使用して作った野菜ですから益々ミネラル
分が少なくなっています。

私が住んでいる広島には「かき」が有名です。
広島かきの美味しさの秘密は、広島湾が養殖に最適な環境であることは、勿論ですが
かきのエサとなる植物プランクトンが豊富という事も挙げられます。
植物プランクトンは中国山地の山々から補給される栄養塩により増殖します。

中国山地の豊かな森林は、広葉樹などの落ち葉が分解されてできた腐葉土層に雨水を
蓄えます。
そしてバクテリアにより分解されて有機酸が生産されその有機酸が鉱物を溶かし
ミネラルを産み出すのです。
その良質なミネラルを含んだ水が川から海へと流れ初めてかきはミネラルを吸収
出来るのです。
一時期山林伐採により山を放置していたためにミネラル供給が落ち込みかきの生育に
悪影響を与えて社会問題になっていましたが今日は植林などの事業の結果以前の
ような良質のかきが生産されています。

この田畑の野菜や海のかきからヒントを得て「ミネラルプラス」の開発がスタート
しました。
まずは全国の錦鯉生産者が使用している地下水の水質チェックから始めましたら
地域によって大きな違いがありました。

例えば1Kmも離れていない地下水の水質がまったく違うのです。
明らかに地下の水脈が違う事が分りました。
また都会の地下水においてはミネラル分が多くの地点においてはミネラル分が少ない
データとなりました。
都会に降った雨水があまりミネラルを吸収せずに地下の水脈に至った事が分りました。
でも別の都会の地下水は、意外にもミネラル豊富の場所もありました。
多分地下の岩盤の鉱物の種類にもよると思います。
ましてや全国の水道水のミネラルなどは、本当に少量しか含まれていません。

以前にも書きましたが錦鯉業者の方が野池に移動する一つの理由はこのミネラル不足
を補うためではないかと考えるようになりました。
紅白には泥土が良いとか、昭和の墨には小石の野池が良いとかを聞いた事もあります。
近い将来鯉の種類に合った野池を作る事が当たり前になる時が来ると思います。

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