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2018.04.20
全日本錦鯉北陸地区振興会セミナー -4

バイオスポンジ

病気の発生について
鯉が、病気になる理由はやはり人間と一緒で急激な環境変化、
劣悪環境での生活、汚れた水質での生活等。
一般的に、エロモナス病は伝染するものと言われていますが、
本当のことでしょうか?
個人的な見解では、エロモナス菌とカラムナリス菌は池の中の常在菌
で有り池の中の生態系のバランスが崩れた時や免疫力が落ちた時に
猛威を振るうものと考えています。

水質はいつもきれいな状態を維持してください。
多くの場合、複数のストレスが池内で同期した際に発症する事が
多く、コイの稚魚など体力の無い個体は発病したら最後、死に至る
ことがほとんどです。

考えられる一般的な病気発症の原因としては
1.飼育水が適応水質ではない。
2.飼育者の見当違いの飼育法によるもの。
3.急激な水質変化(いわゆるPHショック)による発病
(野池から泉水池に移動した場合、選別時の移動等)
4.アミですくわれたことにより粘膜が、はがれた時。
等の原因が挙げられます。

●対処法としては
1.コイにとって最良の水質の水(充分にバクテリアの活性した、
魚にとっての良質な水)をキープする。
2.池のキャパシティーに見合った濾過器とロ材を使用し、水換えは
最低限のスパンで水質を維持できるようにする。
エロモナス、カラムナリス両病とも、持ち込む病気ではなく移動、
水換え等の環境の急変により二次的に発病するもの
なのでいずれにしても、池やろ過器のキャパシティー に見合った
魚数や適正環境の維持さえ良好に行われていれば病気の発症は頻繁に
起きるものではないはずです。
話す事の出来ない魚の悲鳴を出来るだけ聞いてやらなければなり
ませんね!

使用方法
新品時洗浄不要です。
水量1トンに付1~2袋を目安に使用してください。

設置方法についてバイオスポンジを参考にしてください。

バイオスポンジを洗浄する間隔は各池の状況により違います。
そして使用されると分かるのですが、有機物の完璧な分解の証拠と
してバイオスポンジに付着している「茶色の土」を見ることが
出来ます。
「人間死ねば土に還る」と言われていますが、大地のミネラルを
吸収した有機物は最後には「土に戻るのです。」

なお今回の北陸地区でのセミナー後の懇親会においてBacto Power,
バイオスポンジなどのShinsuke製品を使用されて 第18回北陸地区
総合錦鯉品評会において見事大会総合優勝を取られた飯作様の紅白は
「購入後2年間あまりきれいにならず悩んでいた後に弊社製品使用の
新しい池に移して飼育されると1年間で見違えるほど大きくなり
また色艶も大変綺麗になりました」とお褒めのお言葉を頂きました。
しかも自宅泉水池での飼育でしたので卓越した飼育管理の努力が
あったことはゆるぎない事実です。
本当におめでとうございました。

飯作様のように自宅泉水池飼育されて品評会で入賞される方を
多く聞くようになりました。
「水作り」が重要であるとの再認識が徐々に広まってきている証拠
でしょう。

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