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2020.10.23
土壌とミネラルについて-1

2019-12-4 (3)

今回は趣向を変えて連作障害と錦鯉の水に関して説明していきます。
野池の水や泉水池の水にも共通した事柄です。
みなさんは「連作障害」と言う言葉をご存じですか?

経験されていない方は良く解りませんよね?
家庭菜園をやられている方はもうよくご存じだと思います。

野菜が生長するには栄養(ミネラル)が必要です。
そして野菜の種類が異なるように、野菜が必要とする栄養分は野菜によって
それぞれ異なります。
そんな中、同じ場所で同じ野菜をつくり続けるとどうなるか考えて見て下さい。

その野菜が必要とする栄養分だけが吸収され、土壌中にはその吸収された
特定成分だけが不足した状態になります。
またその野菜が必要としない栄養分が土壌中に残ることにもなります。
連作によって生じる栄養バランス(ミネラルバランス)の崩れが、生育障害を
引き起こすものとして考えられています。
これの事が起こる現象を連作障害と言います。

もう一つの例を挙げます。
果物のブドウには、黒・赤・緑色の皮のブドウがあります。
皮の色が違うことによって栄養成分も少し異なります。
野菜と同じですね!

そのブドウの生産ですけどフランスやスペインなどでは「土壌分析と葉分析」に
基づいて肥料を使い分けているそうです。
土壌分析は土壌中のpH、有機物含有量、および陽イオンの量などを調べるそうです。
土壌中のミネラルのバランスなども詳しく分析を行っているそうです。

葉分析を行うことによってブドウの栄養状態をより正確かつ迅速に評価することが
出来ます。
また症状にはまだ現れない隠れた欠陥を確認し必要的確な栄養素のバランスを
正確に特定することも出来ます。
土壌分析や葉分析により適合する肥料を使い分けることでブドウの収穫量や
ワインの味に多いに関係しているようです。

まさに錦鯉飼育に当てはまりますね!
良い結果が出やすい野池とあまり良くない結果が出る野池に似ています。
当然土壌の問題だけではなく気温、水温、雨量、天候、野池周辺の田畑の有無
(化学肥料が入り込みやすい)など諸条件は別にありますけど今回は土壌について
のみ説明していきます。

錦鯉も野菜やブドウと同じ「生き物」です。
魚類と植物と違いはありますけど同じ地球上の生き物で大地のミネラルを吸収して
生きています。
野池の泥が良いとか言われていますけど「良い泥とは何なんでしょうか?」
良い泥と言うのはまさしく「ミネラルのバランスと量」に間違いありません。
泉水池で良い泥として「ミネラルプラス」を使用される業者の方が多いのも好結果が
出ている証拠だと思います。

English Summary
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