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2021.02.19
奥深い水の世界-5

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魚類を含めたあらゆる生命体には、最適な温度というものがあります。
様々な自然環境のもとで、様々な動植物は、様々な悪条件の中でも耐えて、かつ進化
して生存し繁栄を繰り返してきました。
そこには、ゆっくりとした時間の経過がありました。
現在でも地球的規模において「温暖化現象」が社会問題になっています。

それと同じで急激な気温・水温変化には対応は出来ませんが、ゆっくりとした時間の経
過があれば、対応出来るのです。
ここでいう時間の経過とは、100年以上のことです。
それでも対応できない種類は、この世から滅びていくでしょう。

参考までに水換えは全水量の1/3だけ換えてください。
水温もpHも急激な変化は錦鯉に悪影響を及ぼし病気になる危険性が高まります。
もし熱帯魚でしたら水温に非常に敏感ですぐに白点病になってしまいます。
錦鯉は丈夫ですからそう簡単には白点病にならないと思いますが
この点が錦鯉飼育者が水質や水温に余り注意を払わない原因かもしれません。

確証はありませんが錦鯉の最適水温は20~26℃くらいかもしれません。
しかし季節の変わり目においては特に水深の浅い池や風通しの良い場所にある池は
外気温の影響をもろに受けますのでその点も注意が必要です。
魚類は水温変化1℃を5倍の5℃違うと感じています。
この点は我々人間では理解しにくい点かもしれません。

でも現実に地球温暖化の影響で日本近海沿岸の海水温が上昇していますので魚が
日本列島のかなり沖合を泳いでいます。
サンマなどは通常であれば沖合300kmで漁が出来ますけど今年などは沖合
600Kmあたりを泳いでいるそうです。
魚類にとって水温はかなり重要な事です。
今後の錦鯉飼育に際して「水温」も頭の片隅にキープしてください。

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