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2021.03.12
奥深い水の世界-8

Nitrogen

3.生物ろ過
バクテリアの働きを上手に利用して水を浄化させること。
多くの人にとって一番わかりにくく理解することが非常に難しいですね。
目に見えない汚れを目に見えないバクテリアが処理していますから。
相当理解不能の状態になるのは当たり前の事です。

煙を部屋の中から室外に放出してくれる「換気扇」は目に見える煙を屋外に出して
くれるので部屋がきれいになっていることは実感出来ます。
そして夏場の部屋の湿気を取ってくれる「エアコン」は、肌で感じることが出来る
ので目に見えなくても体感出来ます。

しかし水の中で発生する「アンモニアや亜硝酸塩など」は、目に見えないので
まったくもって知るすべがありません。
初心者の方は、「バクテリアがゴミを勝手にきれいにしてくれているんだ。
だから病気にならず元気なんだ!」位に覚えていてください。

それでは簡単に説明していきます。
汚れの素は何でしょう?
1.食べ残しのエサ
2.錦鯉の糞
3.剥がれた錦鯉の粘膜や新陳代謝で老化した錦鯉の粘膜(人間の角質のような感じです)
4.プランクトンの死骸
5.バクテリアの死骸
6.藻類の死骸などです。

これらを総じて「有機物」と言います。
全て生き物が関わっています。
エサの原料は魚粉や植物、いわゆる元々生き物です。
「無機物」とは砂や土、岩などです。

有機物の中でエサについて考えていきます。
食べ残しのエサ⇒ろ過槽のフィルターマットに引っかかる⇒
バクテリアが有機物を分解⇒無機物(主に茶色の土に変わります)

もしバクテリアの数が少ないと次のようになります。
食べ残しのエサ⇒ろ過槽のフィルターマットに引っかかる⇒
ヘドロ(pH低下し病原菌の温床になります)
以上の2つの事案を見ればどちらがベターなのか?
一目瞭然ですね!

English Summary
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