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2025.04.25
川とミネラルについて-1

2019-12-4 (3)
川とミネラルの関係についてのドキュメント番組を見て改めて錦鯉にバランスの良い
ミネラルの重要性を再確認しました。
改めて「ミネラルプラス」の考えは正しいことを認識しました。
その一部を紹介していきます。

報道された川は
1.南米のアマゾン川
2.モンゴルのツァガン川
3.アフリカのナイル川
4.北米のマッケンジィー川

以上4つの川についての紹介でした。
「川は栄養分を下流へ運ぶ血管」
その先には広大な海が待っています。
栄養分に関しては、水草育成に根に肥料を施し葉っぱにも肥料を与えていた経験がありました。
水中に二酸化炭素を供給して光合成を効果的にさせるために二酸化炭素濃度を
調節していました。
また二酸化炭素が溶けやすい水(炭酸塩硬度)にも注意が必要でした。

それでは簡単に説明していきます。
1.南米のアマゾン川
アマゾン川は多くの支流が集まり形成されています。
今回紹介されたのは「マナウス」という大都会近郊で本流のアマゾン川と「ネグロ川」が
合流地点の話でした。
ネグロ川は別名「ブラックウォーター」と言われるように真っ黒い色の川です。
本流のアマゾン川は茶色の濁った色の川です。

合流地点から延々とこの黒と茶色の色が交じり合わずに流れています。
例えば右が黒色左が茶色と色が分かれたまま流れているのです。
この川の水が交わらない理由は、水質の違いによります。
水温や川の流速、pH値が影響し交わりにくくなるとされています。
今回注目された黒い色の「ネグロ川」でした。何故黒い色なのか?

その原因は上流の地質なのでした。
その地質とは?
鉱物的には「石英」と呼ばれるもので化学組成は SiO2(二酸化ケイ素)
栄養成分は皆無に等しい鉱物です。
即ち栄養価が無い鉱物です。

その為にこの地域においては微生物の存在も皆無に近い状態なので
落ち葉もバクテリアにより分解されないのです。
数年前に地面に落ちた落ち葉も形も変形されず雨などにより「タンニン酸」と言われる
成分だけが溶け出し黒い川に変色させていたのです。
またネグロ川は雨季による水位上昇でジャングルが水没しその木々から出る樹液で
川の水が黒くなります。
水質はpH4.0~pH5.0頭いう強酸性の水を作り出しているのです。
その為にボウフラも育ちにくい水質なのです。

その為魚種の種類も約400種と少ないですけどその反面美しく個性的な魚も多く棲息しています。
私も熱帯魚店を経営している時に何度もチャレンジしましたがこのような水質をキープ
してくれる商品が当時無くてうまく出来ませんでした。
その後「ピートモス」という商品がドイツで販売されてから素晴らしい効果を発揮し
見違えるくらい美しい熱帯魚を見ることが出来ました。

このようにすべての魚類には適正な水質というものがあります。
錦鯉にも同じことが言えます。
更に言えば同じ親から生まれてきた兄弟でも微妙に求める水質が違います。
1匹ずつ違うと言えます。
この件は私が実験検証出来ないので6年前より新潟の生産業者の方が実験中で同じ兄弟でも
ミネラルプラスの使用量を変えながらデータを取られています。
そして素晴らしい結果が出ています。
やはり私の考え方は間違っていないと確信しました。
例え水質の急変が起きたとしても子孫を残すために生命に与えられた武器であると思います。
それこそがDNAです。
生命の神秘ですね!

English Summary
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