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2020.02.21
微量元素で探る 海と湖の化学-6

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話は少し脱線しましたので前に進めていきます。
【海洋生物と微量元素】
気圏、水圏、岩石圏という概念に「生物圏」という概念を追加されたそうです。
生物が元素(ミネラル)の地球循環に果たす役割が大きいことに注目した。

海洋生物は多くの元素(ミネラル)を濃縮し元素の地球表層における循環に大きな影響を及ぼしていることが明らかになりました。
海洋生体系の基盤をなす海藻と植物プランクトンが微量金属のスペシエーション(さまざまな元素種を特定し
その濃度を明らかにすること)に及ぼす影響について下記に説明していきます。

自然界において元素は、鉱物に代表される無機物質から生物に代表される有機物質へそして再び無機物質へと変化し様々な経路と過程を通って地球上を循環しています。
私が良く説明している「有機物から無機物へ」と同じです。

有機物(例えばエサの残り)がバクテリアの力により無機物の茶色の土に分解されています。
有機物が分解されないと腐敗してヘドロになります。

ここから話が大きく転換して「プレートテクトニクス理論とか海底熱水活動等」非常に難しくなるので割愛します。
簡単に言えば地球が生きていることとミネラルの循環でこの地球が守られているという感じですかね!

English Summary
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