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2020.10.16
水質計測キットについて

2017-1 (1)

確かこの世にWindows95が出た後ぐらいだから25年前の話と思いますが、
ドイツに訪問した時に水槽とパソコンを繋いで24時間水質データを計測していた
メーカーがありました。
2016年オランダ鯉ショーを訪問した際には、水質データをスマートフォンに
飛ばせる水質計測キットが販売されていました。
4年前は「pH NH3 水温 水位低下アラーム」の4つの機能でしたが、現在は
進化しているのでしょう。

USBでパソコンに繋いでリアルタイム出来る機種とワイファイ コネクティング機械
のものがありましたが、多くの人がこのコネクティングタイプを選択しているそうで
す。
両方とも20秒で1回データを計測して保存出来るそうです。

販売業者が、顧客の承諾を受ければ顧客の計測器へログインすれば一般ユーザーの
池のデータを見れます。
この計測器を購入した方が言うには「Bacto Power」を使用したら驚くスピードで
NH3数値が減少してpHが非常に安定する事に感動されるそうです。
Bacto Powerのリピーターは非常に多いと聞いています。

設定温度、pH,NH3の設定は自分で出来るようなので色んな使用が考えられると
思います。
会社で仕事をしていると何気なくスマホでチェックすると水温が下がり始めている。
もしかしたら自宅の方では、雨が降っているのかなとか。
それで酸性雨のせいでpHが下がり始めたのか!

NH3が上昇したら生物ろ過が目詰まりしてバクテリアに酸素供給が出来ていない
とかBacto Powerを帰宅したら投与しなければいけないことも分かります。
午後からpHが上昇してきたら自宅は晴れていて藻類、植物プランクトンが活発に
光合成して純酸素を出しているのでpHが上昇しているんだとかが遠隔にて判断
出来ます。

昨今情報社会で世界中の情報が溢れかえっていますが、しっかりとした知識を
持って情報処理しなければなりません。
錦鯉飼育でも同じことで知識を伴わない飼育管理には向上性がありません。
運を天に任せるやり方では、相手が生きている生き物ですから稀に良いものに
なるかもしれませんがしかし毎年良い結果は決して生まれません。

「何となくや多分大丈夫」的な考え方を変えなければなりません。
「pHがこれくらいだと調子が良いとかここまで酸性に傾くと艶が無くなる」
とか数値と経験値と知識を生かせば毎年良い結果が安定して期待出来ると思います。

「知識、計測、分析、経験」は非常に大事な事です。
仕事にも共通して言える事ですね!

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