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2020.10.09
理想的な60cm水草水槽-3

2017-1 (1)

ドイツの熱帯魚学者は、アフリカ、南アメリカ、東南アジアなど現地へ行き
河川の水質を細かく分析していました。
そこに生息する熱帯魚の種類や水草のデータを取るのは当然です。
ドイツに戻り水槽内において現地の水を再現する研究が始まるのです。
当然豊富な書籍になり数多くのものが販売されていました。

ドイツ語も解らないのにスーツケース一杯になるほど購入した思い出があります。
ドイツ語片手に翻訳していくと「この魚はpHがいくらでGHがいくらで導電率が
驚くほど低くしなければならない」と書かれていました。

35年前の話ですから導電率なんて初めて聞く言葉だし日本で計測器も販売
していないことを知り愕然となった
事を思い出します。
2年後ドイツに行った際に5個も導電率計を購入しました。
それ以外にも面白そうなグッズを大量購入しました。
その後何度かドイツで2年に一度開催される「INTERZOO」に行った際に
ドイツの本によく出ていたハイコブレハー博士がブースを出していました。
彼のブースは一風変わっていて黒いカーテンで覆われていて中が見えない
ブースだったのです。

「何を考えているのだろう」とブースの前でブース説明ポスターを見ていると
何とブースの中からあのハイコブレハー博士が、カーテンの中から出て来て
私に向かって「Hello,Would you like to see the fish?」と見ていかない?
と声をかけてくれました。

私は本人に直接間近で会えた事に感動して思わず震えてしまいました。
どんな熱帯魚が展示されているのか興味津々で早速中に入ると「なんじゃこりゃー」
と圧倒されるほどの輝きを帯びたニューギニア産のレインボーフィシュが
展示されていました。

当時日本にも紹介されたばかりで私の店でも仕入れて水槽展示していましたが
「大した色ではないな」と思っていましたが、あの大した色でもない
レインボーフィシュが、今目の前で光り輝いていることの不思議さと興奮
したことを感じると同時に水が少し茶色っぽくなっていたので自然の流木か
と思い水槽内を見渡すとありません。

詳しい説明は受けませんでしたが、彼は原産地の水を細かく分析してドイツの
硬水の水を操り軟水で且つ「枯葉」を活用していたのだと感じました。
もしかしたら「ミネラルプラス」の原点はここからスタートしたのかもしれません。

適材適所と言う言葉がありますが、魚類にもこの言葉が当てはまります。
錦鯉生産者の方も使用されている水は、地下水だと思います。
紅白に合った地下水、墨系に合った地下水と言うものがあります。
しかしその地下水を分析することで紅白にしか合わない地下水を墨系に変える
ことも出来ます。
「魚の種類と数」のテーマから最後は大きくそれてしまいましたが、これだけやれば
大丈夫という事はこの世にありません。
全ての要素を整えなければきれいな錦鯉を育てることは出来ません。
pHは下がりすぎていないか?
GHは高すぎないか?

アンモニアや亜硝酸塩数値が安全圏でなければスモッグ充満の部屋で生活している
のと同じで論外な水質になります。
過剰な病気予防で薬品投与は、アンモニアや亜硝酸塩数値は確実に上昇します。
病気にならない水質を目指すことが病気予防に繋がります。

English Summary
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