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2016.07.28
病気を防ぐバクテリア-1

Bacto Power (1)

子供時代に不思議に思っていた事があります。
それは「何故ウンチや尿ばかりのタンク(浄化槽)にブクブクと空気を入れてるの?」
確かに金魚やザリガニがいないウンチだらけの浄化槽にブロワー(大型エアーポン
プ)を入れることに理解出来ませんでした。

その後父よりウンチや尿を分解してくれるバクテリアのために酸素を24時間供給
していると事を教えてもらいました。
下水が完備していない地域においては、この浄化槽を設置しないと自然環境は最悪に
なります。

皆さんが飼育されている鯉のろ過槽内にもこのバクテリアが、24時間活動して
水質浄化に努めています。
ただしこのバクテリアが住む世界は、他の生態系と同じで例えば病原菌との勢力争い
とか日々変わる生活環境により相当なダメージを受けています。
その為に毎月最低1回はBacto Powerを使用してろ過環境を整えなければなりません。
浄化槽においては、民間保守業者が定期的にバクテリアを投与しています。

皆さんは「拮抗作用」という言葉をご存知でしょうか?
ある微生物が他の菌の繁殖を抑えてその微生物のみが増えるという現象のことです。
近年農業関係でも拮抗微生物の考えて薬剤を使用しないで農作物の病害を防ぐ研究が
行われています。

これを言い換えれば有機物を分解するバクテリア(硝化バクテリア)を数多く繁殖
させる事により病原菌の繁殖を抑える。
実際に「Bacto Power」「バイオスポンジ」を使用している池において病気の発生が
かなり減少しているお話を数多くの錦鯉生産者からお聞きしています。

1.バクテリアの最適な住みかである「バイオスポンジ」を設置する。
2.有機物を分解する「Bacto Power」を定期的に使用する(2週間~4週間に一度)
3.バクテリアの最適環境を維持するために溶存酸素量を増やす(現在Shinsuke社
新製品実験中です)
4.むやみにバクテリアを傷つける薬剤を投与しない
(浄化槽を使用している家庭においても注意事項として明記されています)

English Summary
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