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2022.10.28
私のつぶやき-2

ミネラルプラス

「水の状態が良い」とか
「水がクリアだ!」
良く錦鯉飼育者から品評会会場で聞くことですけどやはり直感的な見方かもしれません。
こんな感想も思いつかなければ飼育者失格かもしれませんけど。
しかしもう少し客観的に水の状態を見て欲しいのですけど中々難しいのかもしれません。

今回の文章を書いている時に以前住んでいましたタイでの仕事を思い出しました。
日本で働く日本人(海外勤務の無い人)は、タイで現実に起きている事を色々と
口頭で伝えても理解出来ませんでした。
タイ以外の他の海外の国でも同じ事です。
確かに経験したものでしか分からない事でしょう。
しかしタイで起きている現実を日本の経営幹部や上司にどう伝えていくのか?
何とかして伝えなければいけない。

「水の状態が良い」とか
「水がクリアだ!」と考えている日本の経営幹部にタイの現実を伝えるには?
錦鯉が「水はクリアだけど亜硝酸がたくさんあって呼吸が苦しい」とか
「カキガラが多すぎて硬度が上がり粘膜が溶けて体力が落ちていく」などと言いたいはずです。
でも錦鯉は飼育者に伝えることは出来ません。

辛うじて伝えられることは病気の症状をアピールするしかないのです。
粘膜が剥がれたり体が充血して初めて飼育者は「何かおかしい」とすぐに薬品などを使用されます。
そうなると更に水質が悪くなります。
病気の症状が出る前に水質検査をしておけば薬品投与も無く生活出来ていたことでしょう。

English Summary
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