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- 2025.07.11
- 農業革命と錦鯉飼育について-1
夜のニュース番組で米の値段関連の特集がされていました。
その中でAIと衛星画像で「地力アップ」により収穫量が大幅に増えたことに非常に
興味を持ちその後ネットで調べてみました。
普段の生活で現在の先端農業など知る由もないですから仕方ないことですけど
素晴らしい進化を遂げていることに感動しました。
「地力」とは?
地力=ミネラル量の事ですから私がこのテーマに飛びつかない訳がありません。
土壌が作物を生育させる総合的な能力のことを「地力」と呼びます。
地力は「土壌肥沃度」とも言えます。
良い土壌とは物理性(排水性・保水力など)化学性(pH・肥料バランスと量など)
生物性(バクテリアによる有機物分解・病害抑止など)の3要素が優れておりこれらの
3要素が重なりあう効果として保肥力があり養分移動しやすい。
豊富に地力窒素がある。
酸素が多く含まれる酸化状態を保ち還元状態に傾きにくい腐植物質が豊富で団粒構造に
優れているなどの特長が見られるバランスのとれた状態のことを指します。
錦鯉で言えば「水力=最適なミネラルバランスと量が溶け込んでいる水」
水力とは私が今考えた言葉ですけど農業とよく似ています。
いや同じと言えますね!
以前からバクテリアやミネラルの話をするときに私は農業と同じですと何度も
説明していたと思います。
植物と魚類とはいえ先祖は同じ「微生物」から進化していますので当然と言えば当然です。
以前にも説明したことがありますが、農業で使用する化学肥料の多くは
窒素・リン・カリウムが肥料三大要素と呼ばれています。
窒素(N)は葉と茎の生長に、リン酸(P)は花と果実の形成に、カリウム(K)は
根の生長に必要です。
その他マグネシウム、鉄などのミネラルが配合されています。
確か2017年頃だと思いますが、「ミネラルプラス」についての質問が化学肥料を
製造されている方から
電話がありこの方から「今の化学肥料は例えば北海道の旭川の田んぼの土壌を分析して
足りないミネラルや少ないミネラル量を
分析して新たにこの田んぼに適正な化学肥料を製造しています」とお聞きしたことがあります。
今では多くの農家がこのシステムを利用して使用する肥料の量を「土壌分析」で決めていると
思います。
しかし土壌分析するためには田んぼや畑で、農地の四隅から土をとって2日ほどかけて
乾燥し粒を揃えてから分析会社に提出します。
時間と労力そしてお金が掛かります。
この大変な時間と労力そしてお金を軽減するためにAIを駆使した新しいシステムが昨年度辺りから
スタートしています。