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2018.12.07
野池環境と泉水環境について-7

ミネラルプラス

さて本題の木々の種類の話に戻りますが、実際は野池周辺の岩、石、砂などの構成が大きなキーポイントになると
考えられます。
当然野池の中の砂や泥にも関係しています。
落ち葉に溜めこまれたミネラルは元々大地にあったものです。
ですから構成がキーポイントになってきます。

ミネラルが偏ったり不足すると酵素が本来の働きを出来ません。
野池飼育のメリットは、酵素とミネラルのバランスの取れた供給かと思います。
是非泉水飼育の際には、ミネラルプラスを使用してください。

そもそも生き物の体は何から出来ているのでしょうか?
細胞?確かに細胞かも知れませんがそれ以上に小さいものがありそれが「元素(ミネラル)」です。
生き物は主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)が主体です。
ミネラルはそれ以外の元素の総称です。

ミネラルの中でも必須ミネラルや主要ミネラルや微量ミネラルと別れて呼ばれていますが、生き物にはこのすべての
ミネラルが必要なのです。

ですから例えばカルシウム不足で骨粗しょう症になったり鉄分の不足による貧血や亜鉛不足は肌荒れなど
多くのミネラルが体の中で活躍しています。
ですからバランスの良い食事と言うのは非常に大事な事なんです!

野池周辺の岩、石、砂などの構成など調査するのは非常に費用も掛かるし時間もかかりますし最適な野池を探すことも
非常に難しい事です。
ある錦鯉生産者から数年前に相談があり「山村さん 野池にミネラルプラスを撒いてはどうか?」との質問を受けた
ことがあります。
私は「有機農業と同じで40種類のミネラルを配合していますのでかなり効果がありますよ!」とお答えしました。

その後毎年池上げ後に出来栄えを聞いてみますと「非常に成長も良く色艶も非常に良かった」と答えて頂きました。
私はミネラルが錦鯉に与えた影響は必ずあると思いますし野池底部に生息しているバクテリアにも好影響があり安定
した水質が保たれたのではないか
とも考えています。

下記のような野池に影響を与えそうな項目をクリアにしていけば泉水環境で通年飼育も可能であると思います。
1.土質
2.水質
3.日当たり
4.風通し
5.野池周辺の木々の種類

ぜひこれらの項目をクリアにするためにShinsuke製品をご活用お願いします。
最後に参考になるかどうかわかりませんが、依然読んだ「ワインについて」の文章の中に気になることがありましたので
その一部をご紹介いたします。
フランスのブルゴーニュワインのブドウは「育つ畑の土壌で味や香りが全然違ってくるそうです。」
ブルゴーニュ地方は色んな地層が入り組んだ「やせ地」で構成されています。
その為にブドウの根は、水分と「養分(ミネラル)」を求めて10~20メートルの地層の深いところまで伸びていくそうです。
色んな地層の様々なミネラルを吸収しているそうです。

ちなみに石灰質の土壌では香り高いワインを生み。
粘土質の土壌ではコクのあるワイン生み。
珪酸土の土壌では軽いワインを生むそうです。

私が以前より思っている泥質は紅白、小石系は墨系に良く似た文章だなと思いました。
ミネラルが如何に生き物に寄与しているかが分かるワインについての文章でした。
それと以前ワインに似た例で「日本酒の甘口、辛口と硬度の関係について」も今後の錦鯉飼育に活用してください。
更なる問題がクリアになるかもしれません。

English Summary
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