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2021.12.03
鉄・硫黄とミトコンドリアについて-2

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ミトコンドリアはたくさんの酸素を使ってエネルギーを作っていますので
細胞の中の発電所とも言われています。
私たちが体を動かしたり食べ物を消化したり色んな事にエネルギーを使っていますが
そのエネルギーを生み出しているのがミトコンドリアなのです。
たくさんのエネルギーを必要とする生物にとって無くてはならないものになりました。

元々は単独で生きられていたはずのミトコンドリアの祖先ですが、細胞と一緒に
過ごしている間に細胞無しでは生きていけなくなってしまったのです
つまり細胞にとってミトコンドリアはなくてはならない存在であり、かつ
ミトコンドリアにとっても細胞はなくてはならない存在といえます。

また細胞はミトコンドリアの別の機能も必要としています。
それは「鉄-硫黄クラスター」をミトコンドリアが作ってくれるのです。
この機能が細胞にとって重要なものなのです。
鉄-硫黄クラスターにより細胞の中で色んなたんぱく質に必要となるのです。
これがないとそうしたタンパク質がうまく働けず、細胞も生きていくことが
で出来ません。
ミトコンドリアしか鉄-硫黄クラスターをつくる装置を持っていません。
細胞はミトコンドリアが作り出したエネルギーや鉄-硫黄クラスターを利用することで
生きて行けるのです。

そうです我々人間も錦鯉も!
ですからミトコンドリアにとって快適な環境を我々は維持しなければなりません。
錦鯉を細胞の位置から考えてみましょうと以前説明した事がありましたけど
見る観点を変えるだけで如何に水質やミネラルが重要な事であるかが理解出来て
きます。

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