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2016.06.30
錦鯉とミネラルについて-1 第46回全日本総合錦鯉品評会

Shinsuke Koi Product 1

2015年1月31日 第46回全日本総合錦鯉品評会(東京流通センター)に
おいて講演した「錦鯉とミネラル」についてご報告いたします。

Shinsuke Co.,LTD.の山村です。
「錦鯉とミネラルについて」のセミナーを始めます。
皆さんは人間の体は約60兆個の細胞で出来ているのは知っていますか?
鯉の細胞の数は知りませんが、この細胞が元気に機能していれば色艶の良い鯉に
仕上がります。

そしてその細胞に栄養分 いわゆるミネラルを運んでいるのが血液です。
このミネラルと血液について説明していきます。
何か医学界のセミナーのようですが、内容はいたってシンプルですので安心して
ください。
私も学生時代には、生物学、化学などが大嫌いでした。
分かり易く説明しますので最後までよろしくお願いいたします。

池上げの鯉の色艶に関しては良くご存知かと思いますが非常にきれいですよね!
では何故泉水池においてはどうしてきれいになりにくいのか?
それは「ミネラル」の種類と量の違いなのです。

我々人間は、旅先で飲んだ水が美味しいとか田舎の水が美味しいとか感じますが
鯉も同じでこの水は、快適だがあそこの水は不快感だと感じている事だと思います。
人間でも鯉でもなぜ「違う!」と分るのでしょうか?
それは水に含まれているミネラル成分の量とバランスです。
昔から米どころ、酒どころという場所がありますが使用している地下水などに
含まれているミネラルの量とバランスが影響しているのです。

細胞が元気であれば病気は治ると医学界では良く言われています。
皆さんにお配りしました資料の一番最後に簡単にミネラルの含有量のイメージという
書面がありますので開いてみてください。
ミネラルを味噌汁のみそに置き換えると分かり易いかもしれません。
例えば水道水においてはみそ(ミネラル)が少なすぎるので水っぽくて飲めない。
地下水においてはみそ(ミネラル)がやはり足りないので薄すぎて美味しくない。
野池の水においてはみそ(ミネラル)の量が丁度よいので非常においしい。
鯉にとっては野池の水が最適で非常に快適である。
鯉の理想環境水ですね!

鯉は水に含まれているミネラル分をエラにある「塩類細胞」で摂りこんで血液に
送り込んでいます。
各細胞には「口と肛門」のような箇所があり口からミネラルと酸素を摂りこんで
老廃物を細胞内から排出しています。
もしミネラルが不足すると細胞は弱り病気になりやすくなります。
もしミネラルがたっぷりとあれば粘液細胞や色素細胞が活性化されて素晴らしい粘液を
出せますし色合いも非常に良くなります。

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