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2017.08.18
Bacto Powerによるへドロ分解実験

 

2016-1-1 (7)

お客様からの問い合わせもありBacto Powerのヘドロ分解能力を実験しました。
2011年秋口にも旧製品であるFilter Sandで実験して好結果であることは
私自身確認もしていましたが写真データを保存していなかったので今年の春に
再度実験を行いました。
それでは実験スタートです。

2017年4月3日
Bacto Powerをヘドロが付着したフィルターマットの上に
50g振りかけて実験スタートしました。

ヘドロが1~2cm堆積していました。
4-3
2017年4月8日
ヘドロの一部に亀裂が入り始めてヘドロ分解が
始まったようです。

4-8
2017年4月12日
フィルターマット全体に付着していたヘドロが
明らかに剥がれ落ち減ってきています。

4-12
2017年4月15日
フィルターマット内部のヘドロも分解されています。
4-15

【考察】
Bacto Powerに含まれている好気性バクテリア、嫌気性バクテリアの
相乗効果により高濃度有機物を含んだ
ヘドロを急速に分解したものだと思います。
※ヘドロとはエサ、錦鯉の排泄物や粘膜から出るタンパク質が
腐敗したものと考えてください。

通常のテスターでは計測できないほどのごくわずかなアンモニアを
エサとして生きている一部の藻類の存在は昔から知られていました。
そうですアンモニアを食べる藻類も存在します。

この藻類が、水中に漂っている微量のアンモニアをエサにロカザイ
表面などに生息していましたが、バクテリアの効力
により極限までアンモニアが分解されて生息できなくなりました。
他の養魚場様においてもヘドロの量が1/5以下に減少した実験結果
もあります。
その実験期間も大量のヘドロがあるにもわずか1ケ月という短い期間
のものでした。

極わずかな量のバクテリアを定期的にロカザイに振りかけてやれば
ヘドロの量も更に減少するものと思われます。
有機ヘドロは、PHを下げてバクテリアの減少、魚に対するストレス
多発、病気の多発、成長阻害など多くの要因の一部となります。
通常のバクテリア製品には含まれていない高品質バクテリアの品質が
証明された実験になったものと確信しています。

 

 

English Summary
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