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- 2025.08.29
- DNAスイッチとマイクロミネラルについて-2
私事ですが、中学3年生の9月下旬に職員室に呼ばれて「山村の行ける高校は広島には無いから
卒業したら家業を手伝え」と言われ頭が真っ白になり愕然としたことがあります。
職員室を出た瞬間に「勉強しなけれなばまずい」と勉学のスイッチが入った事。
そして大学を出て1年食品会社を勤めた後に父親から「明日会社に辞表を出してすぐに帰って来い。
従業員が辞めて大変だ!」と理不尽に言われながらも一人息子の私にしか頼れない父親の気持ちを考え
4月に家業を手伝うために広島に戻りました。
熱帯魚の知識など無く興味も持っていなかった私ですが忘れもしない5月の連休明けに中学生が
「プラティのオス1匹とメス2匹下さい」と来店してきたのです。
私の中で「俺がオスメスなど知ってないことを中学生にばれたらどうしよう」とパニックになりながら
言葉巧みにオスメスを探すふりをしながら様子をうかがっていると突然に「おじさんオスメスが分からない
のでは?」と言ってきたのです。
23歳の私をおじさんとは何を言うと思いながら覚悟を決めて「俺良く知らないから教えて」と頼むと
オスメスの特長を自慢げに教えてくれました。
非常に簡単な特徴でオスメスが分かるのですが、私はそんなことも知らないで適当に仕事をしていることに
自分自身情けなくなり何より非常に大きな恥をかいたのです。
その日を期して日本にある熱帯魚関係の書物を読み漁り「勉強ノート」なるものに気になることを書いていきました。
すると良く分からない事柄が多く出てきたので今度は「質問ノート」なるものを作りメーカーなどに問い合わせると
中には意味不明の答えが多くなるようになってきました。
それが今から40年以上前の私が30歳の時にドイツで開催されるINTERZOOという世界最大のペットショーに行くようになったきっかけでもありました。
都合10回INTERZOOに行き多くの答えを得ることが出来ました。
あの中学生が来てくれたことで私のDNAスイッチがオンされたんだと思います。
人間恥をかくべきです。
それも大きな恥を!