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2015.07.24
Bacto Powerの効果的な使用方法

Bacto Power (1)

「より効果的にBacto Powerを使用にはどうすれば良いですか?」という質問が
数多く弊社に寄せられています。
バクテリアの力、効果効能を目に見えて感じられている多くの顧客様からの声で
ありがたく思っています。

バクテリアも「生き物」ですから適正な環境というものがあります。
またこの適正環境は閉鎖された池においては、めまぐるしく変化しています。
同じく人間においても夏や冬のシーズンは、活動が鈍り春や秋には活発な活動を
したくなりますよね!

それでは簡単に説明していきます。

①環境
バクテリアの寿命と増殖は、全てこの環境により左右されます。
バクテリアが投与される環境、例えばホルマリン等のきつい薬が入ったような環境
では動作は行いますが徐々に活動は鈍りやがて停止し効果が顕著に見られないように
なります。
海水のような伝導度が高い水、硬度の高い水などにおいては大きく影響されません。
但し10種類のバクテリアの内、環境が悪く活動できない物も出てきます。

②活性
活性=増殖と考えてもらえばほぼ間違いないと考えます。
このバクテリアは通常伝導度(一般的淡水100-1000uS)程度で活性が高くなります。
pHは弱アルカリ性から弱酸性(pH4でも活性します)。
pHの高い環境12以上ではNGです。
まあこのような環境は一般魚類では存在しませんね。

①で述べた環境が如何なものかにより「投与したとき環境が合えば少量でも効果
すなわち活性」が見られます。
「合わない場合はいくら投与しても極端な場合効果がない。」というふうになります。

従いましてより効果を求める場合には、毎日少量ずつ餌を与えるように投与すること
が賢明です。
なぜなら「前の日は環境が合わないが、今日は合う。」というようになれば、
それから数日後、目に見えた効果が現れます。
1ケ月に一度の使用より例えば水量1トンに対して1g/毎日とか3g/毎週とか
5g/2週間のような使用のほうが効果的です。

もちろん、環境が合わないと言っても投与後、バクテリアは活性しますから
良くはなりますが増殖が遅いもしくは無い場合は数日でその持続性は無くなります。
日々水質が変化する鯉などの池ではこれが主流であるのかも知れません。

まとめ
良い錦鯉を養殖するには、できるだけ薬を使用しないようにし薬を使用する場合は
隔離池にて薬浴をする。
池に病気が蔓延した場合は可能であれば薬浴ではなく鯉を別(養魚用樹脂やビニール
池)に 移し治療する。
その間もし可能であれば池の水を抜き乾燥させ、濾過槽も洗浄し乾燥させた方が
良いでしょう。

薬等を使用すれば池の泥などに蓄積し濾過細菌に以降長い間影響があり水質が安定
しない可能性が否定出来ませんので再スタート時には必ずBacto Powerを使用して下さい。
薬品など使用していない野池に生息している野鯉などは体型も色艶も良いと思います。

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