NEWS&TOPICS

2017.08.26
Bacto Power使用効果実験

 

 

2-6

Bacto power使用効果比較実験(2ケ月間)
実験期間:2012年1月24日~4月4日(約2ケ月間実施)
泉水池A 水量39トン
バイオスポンジ・・・39袋使用(1トンに付1袋・少なめに設置)
Bacto Power・・・・・・390g使用(1トンに付10g・2週間ごとに1トンに付5g補充)

2ケ月後のフィルターマットの状態写真
(2ケ月間フィルターマットの掃除はしていません。)

 ヘドロはほとんどありませんでした。  水の透明度は抜群でした。
 1  2

泉水池B 水量39トン
バイオスポンジ・Bacto Power・・・未使用
2ケ月後のフィルターマットの状態写真

 ヘドロもかなり付着しています。  藻類もかなり付着しています。
 3 4

【考察】
実験期間を2ケ月に設定したのは淡水において通常バクテリア(Bacto Power)が、ろ過槽のろ過材に繁殖し
安定するのに約1ケ月かかります。
ただし活動は使用開始2~3日後には、活動開始になりますが、バクテリアコロニー安定までに約1ケ月
かかります。
それから嫌気性バクテリア(窒素分を分解して窒素ガスに変換するバクテリア)が、窒素分解する時間を
考え設定しました。

実験当初より泉水池Aは、水面に泡(たんぱく質)が、ほとんど出ること無く、アンモニア・亜硝酸も0であり、
エサ食いも申し分ありませんでした。
泉水池Bは、水面の泡も多く亜硝酸も高めでエサ食いもあまり良くありませんでした。
またpHもかなり低下していました。

このため多くの方はカキガラを入れてpH維持に活用されておられると思いますが、硬水の水になり錦鯉の肌を
痛めてしまいます。
やはり泉水池Aのロカ槽に設置したバイオスポンジに好気性・嫌気性バクテリアが、定着して水質浄化に
努めたためです。
通常よく使用される「フィルターマット、ブラシ」と「バイオスポンジ」は明らかに違います。

アンモニア濃度を極限まで0mg/lに抑えたためにアンモニアを餌としていた藻類等が、生存出来なくなりました。
有機物(餌の食べ残し、魚の排泄物など)を完璧なまでに分解したおかげで水の透明度は上がり鯉にとって
住みやすい環境になったために鯉の色艶が抜群に良くなりました。

またBacto Powerにはカビ類などの発生を防ぐ物質(天然抗生物質)を生成する細菌も含まれていますので
雑菌やカビの発生を防ぎ魚病防止にもなります。
ヘドロとは、有機物が分解されずに残った状態で臭くて病原菌の温床にもなりますし何しろ水質悪化の
最大の原因です。
有機物が完璧に分解されると茶色の「土」になりpHはとても安定します。

Bacto Power & バイオスポンジ システム導入された生産業者で全国大会チャンピオンはじめ多くの
入賞鯉が誕生しています。

 

English Summary
動画を見る